長野岩石図鑑

凝灰角礫岩(tuf breccia) 北安曇郡白馬村立の間

概要

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岩種 堆積岩
地質年代 新第三紀 鮮新世後期
採取地 北安曇郡白馬村立の間

一般的な特徴

《凝灰角礫岩(tuff breccia)》
直径32mm以上の火山岩塊と多量の火山灰の基地とからなる火砕岩。
火山灰の基地の量が少なければ火山角礫岩。

固有の特徴

《岩戸山凝灰角礫岩溶岩層(新第三紀鮮新世後期、猿丸期)》
北安曇郡白馬村青鬼沢と人ノ沢とに良く露出し、細貝部層との境界部はおいわ沢でみられる。
中性安山岩の凝灰角礫岩と少量の溶岩からできてい、大峰型石英安山岩やその凝灰岩もはさんでいる。
細貝部層最上位の凝灰岩と整合し、雑色で一般に角閃石を欠く複輝石安山岩質である。下部では、スコリア質で浮石を含む火砕岩質砂岩の薄層がしばしばはさまれているのが特徴で、岩戸沢の882m以上や青鬼沢上流でそれが見られる。
青鬼沢では、本沢ときのこ派との出会いの近くで、N30E,80SEの凝灰岩をはさみ、小谷断層に接しており、東翼がわずかに逆転するような傾向が見られる。
本属は青鬼断層の北では岩戸山向斜軸部の両翼に分布し、断層の南では高戸山の残丘をつくり、西に単斜した構造である。
化石は植物破片以外みあたらない。

写真は、本層中の貫入溶岩で、複輝石安山岩である。

採取地写真

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