長野岩石図鑑

凝灰岩(tuff)『裾花凝灰岩』 東筑摩郡 生坂村 山清路 『差切峡』

概要

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岩種 堆積岩
地質年代 新第三紀 中新世(裾花層)
採取地 東筑摩郡 生坂村 山清路 『差切峡』

一般的な特徴

《凝灰岩(tuff)》
火山灰が固結して生じた火砕岩、すなわち構成粒子の大部分が直径4㎜以下である火砕岩の総称。


《火砕岩(pyrcolasticrock)》
火山砕屑物が固結して生じた岩石。火山砕屑岩ともいう。
直接火山活動によって堆積し生じたもののほかに、火山作用以外の営力(風、流水など)によって再堆積し固結した岩石も含まれる。したがって、火山源以外の砕屑物質を少量含む場合もあり、その量が多くなれば非火山性の砕屑岩へ移化。

固有の特徴

《裾花凝灰岩》
 新第三紀中新世の堆積岩。
 本属は犀川流域の長野市新橋から保玉間に模式的に分布し、層厚は700m+である。
 水内地域の最下位層である。
 岩相は流紋岩質凝灰岩を主とし、流紋岩の溶岩および凝灰角礫岩をはさむ。
 上位の論地層および信里層とは全体的に整合関係であるが、秋古南方では一部不整合と認められるところがある。
 凝灰岩は黒雲母・角閃石・石英などの結晶を多く含んでいる。
 凝灰角礫岩は凝灰岩と漸移し、径10cm大以下の流紋岩質角礫岩で構成されている。
 流紋岩は板状または柱状の節理か発達することがあり、一部は真珠岩や松脂岩に変わっている。
 全体として層理は明瞭でなく、塊状である。
 本属は稲荷山西の山地を経て、麻績、生坂、大岡の各地域の高桑凝灰岩層に連続するものである。

採取地写真

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