長野岩石図鑑

凝灰岩(tuff)『社凝灰岩礫岩層』 大町市社青島

概要

14_2_a.jpg
岩種 堆積岩
地質年代 新第三紀 鮮新世(社凝灰岩)
採取地 大町市社青島

一般的な特徴

《凝灰岩(tuff)》
火山灰が固結して生じた火砕岩、すなわち構成粒子の大部分が直径4mm以下である火砕岩の総称。


《火砕岩(pyroclastic rock)》
火山砕宵物が固結して生じた岩石。火山砕屑岩ともいう。
直接火山活動によって堆積し生じたもののほかに、火山作用以外の営力(風、流水など)によって再堆積し固結した岩石も含まれる。したがって、火山源以外の砕屑物質を少量含む場合もあり、その量が多くなれば非火山性の砕屑岩へ移化。

固有の特徴

《社凝灰岩礫岩層》
新第三紀鮮新世前期棚期の堆積岩。
標準露頭は大町市常光寺から八坂村相川にわたる間で、厚さ800mを越え、大峰型安山岩とその凝灰岩および頻海デルタ相を示す礫岩とから成り、中部にわずかに暗灰色泥岩層がはさまれている。
大峰型石英安山岩は、紫蘇輝岩を含むガラス質の黒雲母安山岩で、その凝灰岩や凝灰角礫岩も鉱物組成は全く同じく、同質岩は大峰累層・美麻累層・南小谷累層・川内累層にも介在し、特に前二者に多く、多孔質粗晶の溶岩流で流理構造が発達している。
凝灰岩は淡褐色で、乾くと白色化し、石英安山岩と同質で、黒雲母や種々の岩質の礫をもち、凝灰角礫岩質である。
節理は不規則であるが、N50E,42SEが測定されている。
石英安山岩と凝灰岩とは整合関係で、層向は、N30W,38NEくらいである。

採取地写真

14_1_a.jpg

Page Top