日本には貴重な動植物がたくさんいます。私たちは、土木工事等の開発行為によって少なからず影響を受けるこうした「小さな存在」を環境調査によって明らかにします。そのうえで、工事による影響の回避、またはインパクトを最小限におさえるための提案だけでなく、計画や設計への実践にも取り組んでいます。ちょっとした「知恵と工夫」を大事にし、豊かな自然環境を守るために、生態系、生物多様性の保全に努めています。
地中には、まだまだたくさんの貴重な情報が眠っている可能性があります。地質調査に関わってきた経験と知識を駆使し、古文書などに残る情報や太古の地層からの情報をもとに、過去に生存していた生き物たちの存在とその年代、さらに、その環境(古環境)までも解き明かします。何気ない場所の重要性を再評価することにより、地域に眠る知られざる貴重な環境保全に貢献しています。