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Dr.Clip(NETIS登録番号:HK-200004-A)

Dr.Clip

地中の変位と地下水位を同時に計測可能。

  • MEMSの加速度センサを独自の防水構造でパイプに装着し高耐久性を実現。
  • 方位センサを装着する事で地中の傾斜方向が可能に。
  • センサーケーブルを1本化したシンプルな構造なため配線処理が容易。
  • 大きな変動が想定される場所や長期観測に適している。WEB観測システム対応。

機器概要

パイプ傾斜計(Dr.Clip)は地中変位を計測する機器です。
従来はパイプ式歪計や挿入式孔内傾斜計での計測を行っていますが、本計測器の活用により水位観測孔の掘削コストや長期観測によるランニングコストの低減が図られ、連続データを取得できることによる品質の向上が期待できます。

1.従来機にない実力

  • ① 傾斜センサーの分解能は0.01度
  • ② 傾斜センサーの精度は±0.5度以下
  • ③ 方位センサーの分解能は0.1度
  • ④ 方位センサーの範囲は0度~359.9度(0度を北に時計回り)
  • ⑤ 測定間隔は「5/10/30分」「1/2/6/12/24時」から選択可能

2.他の機器にはない機能

  • ① 地中変位と地下水を単一のボーリング観測孔で測定可能
  • ② 大きな変動が想定される箇所や、長期観測に適用
  • ③ センサーケーブルを1本化したシンプルな構造で配線処理が簡単
  • ④ 方位センサを装着することで、地中の移動方位を計測可能
  • ⑤ 連測計測で、豪雨時や融雪期など欲しいデータが入手可能

3.シンプルな構造

傾斜センサーと方位センサーは数珠つなぎで現場では塩ビパイプに設置するのみ。
センサーケーブルが一本のためデータロガーへの接続が容易です。
※標準仕様30mまでは、センサーケーブルは1本です。

4.設置方法

  • ■ ボーリング孔径:86mm 
  • ■ 30m設置での工数:3人で約1日
  • ■ パイプ傾斜計設置で半日程度
  • ■ ケーシング抜管後にロガー等接続

30mの場合、ケーブルは1本だけなのでロガー設置は手間を取らずに終わります。

利点と他社類似商品との比較

挿入式孔内傾斜計との比較

  パイプ傾斜計(Dr.Crip) 挿入式孔内傾斜計
測定範囲 500mmを超える移動量でも計測可能(約30°) 10〜20mmで計測不能となる場合もある。ガイド菅の変形等の大きな変動で測定不能となる。
水位観測 同じボーリング孔で実施できる。 別にボーリング孔が必要。
観測 自動計測で定期的にデータ回収。 計測の度に傾斜計プローブやケーブルを持ち込む必要があり、場所によっては危険がある。

埋設型孔内傾斜計との比較

  パイプ傾斜計(Dr.Crip) 埋設型孔内傾斜計
コスト 傾斜センサ部の費用は¥68,000円であり埋設型の傾斜計としては非常に安い。 傾斜センサ部の費用は15〜20万円台を超えるものが多く高価である。

パイプひずみ計との比較

  パイプ傾斜計(Dr.Crip) パイプひずみ計
計測データ すべり面(変動位置)、移動量や移動方向の算出ができる。 すべり面(変動位置)の把握は出来るが、移動量や方向を算出するのは困難。
耐用年数 5年 3年
施工性 ケーブルは基本的には1本。 設置深度毎にケーブルが個別にあるため施工時の損傷など他計器より注意が必要。

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