Product

Merex-D

Merex-D

計測が困難な場所ほど威力を発揮する。

  • 長期にわたる連続的な計測が可能。計測距離に関わらず誤差±2mmの高精度を実現。
  • 遮蔽物の影響を受けにくい拡散レーザを採用。通常のレーザ光線を拡散させる事で安定した計測を実現。
  • 本体と反射板のみシンプルな構成。計測のしにくい場所や危険な場所でも容易に設置・撤去が可能。
  • 警報システムとWEB観測システムを活用する事により、工事現場や斜面の安全監視に役立つ。

機器概要

Merex-Dは、拡散レーザを使用した非接触型の変位計測機です。
従来のレーザ計測機の長所を備えつつ、これまでの課題とされてきた耐遮蔽物性能と安全性の大幅な向上を達成させました。
従来の非接触型の計測は、トータルステーションを活用していたが連続計測の場合では測量技師が現地に出向く必要があり高コストとなるのが課題のひとつでした。また、近年開発された自動追尾システムは精密機器で非常に高価であり、野外設置時には盗難のリスクを伴うことがありましたが、Merex-Dは課題とされてきた測定頻度の向上と低コストを両立させました。

1.主な活用場所

  • ■ 斜面危険箇所の簡易計測・地すべり観測など
  • ■ 施工中の切土などの安全管理
  • ■ 土木構造物の維持管理(橋・トンネル・鉄塔・擁壁・内空変位など)
  • ■ 道路等を跨ぐ箇所、人の往来がある箇所でも計測が可能

2.自動連続観測の実現

頻度を高めた自動連続観測を行う事で、今まで見えなかった値(例:斜面や構造物の変位量と時間降雨量との相関性等に関するデータ)の取得が期待できます。

3.従来機器にはない実力

  • ① 測定距離(基線長)は7m~140m
  • ② 表示分解能は0.1mm
  • ③ 測定精度は±2.0mm(実使用環境に依存)
  • ④ 計測間隔は「1/5/10/30分、1/6/12/24時」から選択可能

4.遮蔽物の影響を受けにくい拡散レーザー

通常のレーザ光線を拡散させスポット径を広げる事で、雨・雪・草葉などの遮蔽物のある環境でも安定した計測を可能としました。レーザ光のビーム径は100mの距離で約200mm程度になります。

5.安全性の向上

クラス2レーザ光線を使用していますが、レーザ光線を拡散させているため人体(目)への影響に配慮した設計となっています。

6.シンプルな構成

本体と反射板のみで構成されており、計測のしにくい場所、危険な場所でも容易に設置・撤去可能です。

7.警報出力機能搭載

あらかじめ設定した基準値(傾斜角)を越えた場合、サイレン・赤色灯などの警報出力が可能。警報の出力判定は計測間隔毎に行います。

8.測定原理

Merex-Dから投光された光を反射板で反射させ、レーザ光線の照射波と反射波の相違のずれから基線長を計測します。
計測を連続的に繰り返す事により、計測値の信頼性も向上いたしました。

利点と他社類似商品との比較

レーザ計測機との比較

  拡散レーザ変移計 他社レーザ計
天候 レーザ光を拡散させているため雨や雪が降っても計測可能。また粉じんにも強い。 雨・雪・粉じんの影響で欠測となる場合がある。
データ回収 計測データは本体に記録され、データターミナルを用いることで、離れた場所から回収できる。 計測データは本体メモリもしくは現場に設置されたPCなどに記録され、その場に行きデータ回収する必要がある。

伸縮計との比較

  拡散レーザ変移計 伸縮計
天候 本体とターゲットが非接触のため、積雪地等でも計測が可能。 積雪によりワイヤーがつぶされる可能性がある。
計測距離 7〜140mまで計測が可能。 20m程度。ワイヤーを張るため長距離には不向き。
設置場所 レーザ計測のため道路や谷を挟んでの計測が可能。 ワイヤーを張るため道路を挟む計測や高低差の大きな箇所では設置不可。

設置事例紹介

構造物の監視

構造物の監視

地すべりの監視

地すべりの監視

地すべりの監視

地すべりの監視

降雨実験

(独)防災科学技術研究所所有大型実験降雨施設における性能調査を行いました。

降雨実験
降雨実験

お問い合わせ

明治コンサルタント株式会社

(お問い合わせ先)
〒064-0807
北海道札幌市中央区南7条西1丁目21番地1
TEL:011-562-3066(代表)

株式会社レクザム

(共同開発)
〒541-0054
大阪府大阪市中央区南本町2-1-8

Contactお問い合わせ

call 011-552-0122

月-金 9:00-17:30(祝祭日・夏期・年末年始休暇除く)

emailメールでのお問い合わせ